サクッとタロットやさい編

タロットをもっと気軽に、自分でサクッと占える事を目標にしたブログです。

タロット占いは霊感が必要?

「タロット占いをするためには霊感が必要だ」「何か霊的な能力が必要だ」と考える人は多くいるようです。

私も最初はそう思っていましたし、自分にはそういった能力は何もない、とも思っていました。

この記事では、タロット占いをするには霊感が必要なのか?について書きました。

霊感とは?

まず最初に、「霊感」とよく聞くけれど、どういうものが霊感なのでしょうか?

霊感(れいかん、inspiration)は、が示す霊妙な感応のこと[1]。また、神や仏が乗り移ったようになる人間の超自然的な感覚[1]。あるいは的なものを感じとる心の働き[1]。 理屈(理知的な思考過程など)を経ないままに、何かが直感的に認知されるような心的状態[2]

また、こうした本来の意味から転じて、芸術家・哲学者・科学者などが説明しがたい形で得た着想、ひらめきのことも指すようになった[3]

引用元霊感 - Wikipedia

「霊感」と似た言葉「霊視」とは

「霊視」という言葉は、ひと昔前は無かったと認識していますが、最近はよく聞きます。

占いに「霊視」をつけて「霊視占い」とかもよく見かけますね。

霊視(れいし)とは、霊的に見ること、つまり肉体的な感覚器は用いずに見ること、あるいは霊的な存在を見ることである。見鬼とも言う。

こうしたことに特に秀でた人は霊能者または霊能力者と呼ばれている。

引用元霊視 - Wikipedia

霊感と霊視の違い

Wikipediaを見る限りでは、「霊感」とは霊的なものを感じ取る能力、「霊視」とは霊的なものを見る能力、という事で分けられていますが、「霊感」という大きなカテゴリーの中に「霊視」があるようにとれます。

タロット占いに霊感は必要?

ところでタロット占いをするために霊感は必要なのでしょうか?

結論から言うと、霊感があろうがなかろうが、そんなのは関係ありません。

タロット占いは誰にでもできます。

というか、感じやすい人、そうでない人の差はあれど、霊感は誰にでも備わっていますし、何も幽霊が見える人だけが霊感のある人ではありません。

誰であっても、見えていなくても何かしら霊的なものを感じる事はあるでしょう。

それなのに、怖いからといって気のせいにしたり、無かった事にしている、またはすぐに忘れてしまうのです。

私達は「肉体という鎧を着た魂の存在」です。

私達の魂が霊そのものなので、霊感がないという事はありえません。

霊が見えなくてもカードは正しく出る

私がタロット占いを始めた頃、2人の友達を占いました。

その頃の私は、幽霊も見たことがないし、霊感とは特別な人だけが授かる能力だ、だから「自分には霊感がない」と思い込んでいました。

占いをした友達のうち、1人は鬱がひどく、入退院を繰り返している人、もう1人は旦那さんが会社を辞めたので、パートの仕事を増やしたけれど精神・身体共に疲れて悩んでいる人で、それぞれ1人ずつ占いました。

その時私は占いを始めてからまだ日が浅く、「全然関係のないカードが出たらどうしよう」、とか、「カードが上手く読めるんだろうか」、とか、タロットカード自体も信用しきれてなかったですし、自分の占いに対する不安な気持ちが大きくありました。

そして実際に2人を占ってみたところ、鬱の人の現状に「ソード9の正位置」、パートを増やした人の現状は、「ペンタクル2」の正位置が出たのです。

自分で占っているのに変なのですが、私はこれを見て、「あ!ちゃんとしたカードが出た!」と思いました。

カードは78枚もあって、種類も色々ある中で、例えば、鬱の人の現状に太陽の正位置が出る事だって全然ありえるはずです。

それなのに、いわゆる「鬱カード」と呼ばれているソード9が見事に出たわけです。

そして、パートを増やした人の現状にはペンタクル2。

これを見た時、2つのパートを、家事もこなしながら掛け持ちし、どうにかバランスを取ってやっている姿が脳裏に浮かびました。

他にも何枚かカードを展開していたので、アドバイスカードを見て「こうすると良いかも?」という感じで伝え、占いを終えました。

カードに答えを与えているのは誰?

友人を占った後も、自分や家族の事を占うと必ずそれらしいカードが出るのです。

私は自分で占っておいて変なのですが、それが不思議で仕方ありませんでした。

そこで、「カードに答えを与えて、私にひかせているのは誰?」という質問で、占ってみる事にしました。

78枚を裏向きに、クロスの上でよく混ぜた後、何度も切って、1枚だけ引く事にしました。

いつものように上から7枚目を1枚ひいてみると…。

出たカードは、「世界」の正位置でした。

「世界」は、1つの完成を表すカードです。

大アルカナ22枚は人生の旅を表しており、愚者から始まった旅を完成させた結果、世界になります。

「世界」に描かれた女性は裸で軽やかに踊っていますが、地に足が着いていません。

これは、人間を完成させて卒業した存在=アセンションした存在と、とる事ができます。

私はそれを見て、「これは偶然ではない!」と、その時は少しゾッとしました。

だってカードは78枚もあって、色々な種類があって。

例えば、「ソード7」が出たっておかしくないわけですし、最悪の場合「悪魔」が出る可能性だってあります。(悪魔が出ていたらタロットやめていたかも)

そういうわけで、私はタロットを信用し、その後も活用する事になりました。

不思議なのですが、見えない世界を信じるようになると、霊的な感覚も少しずつ開いてくるように感じます。

この記事のまとめ・結論

「私は霊感がない」と思い込んでいても、カードはちゃんと正しく出ますので、タロット占いに霊感は関係なく、誰でも占えます。

私達は肉体を持っているだけで、皆、霊的な存在なので、それぞれ感じ方に違いはあるけれど、霊感がない人は存在しません。

「私は霊感がない」と自分で思い込み、霊的なものを感じないようにしているだけなのです。