サクッとタロットやさい編

タロットをもっと気軽に、自分でサクッと占える事を目標にしたブログです。

ソード5の解釈の仕方・とらえかた

タロット占いをしていると、どう解釈すれば良いのかよくわからない、解釈しにくいカードが出てきます。

本などの解説を見て、「この解説の内容はわかるけれど、実際に占って出てくると、よくわからない」というカードです。

タロットカードは全部で78枚もあり、その中でよくわからないカードがあっても当たり前なので、わからなくても自信をなくす必要はありませんが、何かスッキリせずモヤモヤしてしまいます。

読みにくいカード、解釈が難しいカードはいくつかありますが、その中でも、特によくわからない…というカードの中に、「ソードの5」があげられます。

この記事では、解釈しにくいカード「ソード5」の解釈の仕方、とらえ方について書いています。

ソード5の一般的なキーワード

「ソードの5」の一般的なキーワードとして、混乱、困難、後味の悪い勝利、などがあげられます。

タロットカードはキーワードが大事ですが、このカードのキーワードを聞いたとしても、ぶっちゃけピンときません。

混乱、困難、と聞いても大ざっぱすぎて「( ゚Д゚)ハァ?」となります。

また、「後味の悪い勝利」と聞いても、聞きなれない言葉のため、「え?何ソレ?」となります。

タロットカードの絵を描いたパメラ・コールマン・スミスは、「名誉を傷つける破壊」などの指示をウェイトから受けて、この絵を描いたようです

ソード5の一般的な解釈

「ソードの5」にはどのような光景が描かれているかと言うと、手前の剣を持った人物が戦いに勝利し、奥に立っている2人の人物を追い払い、ニヤリとした笑みを浮かべています。

空の雲はギザギザな形になり、荒立っているようです。

左側の上着を肩にかけた人物は「やってられないわ~」というような感じがしますし、1番奥の人物は泣いているように見えます。

手前の人物が、何か汚い手段を使ったのかはわかりませんが、どうやら正々堂々とした勝負ではなかった事が絵柄から読み取れます。

質問者を手前に描かれている人物と見るのか、奥に描かれている人物と見るのか、それによって解釈が大きく変わりますが、このカードの一般的な解釈として、質問者が勝者、敗者、どちらの立場であったとしても、互いの力のつり合いがとれていない、不均衡な戦いの可能性、ということになります。

実際にどう解釈するか

不均衡な戦いの可能性、という事はわかるけれど、このカードが出た時、実際にそういう関係性の人が周囲にいる、という場合は、わかりやすいのですが、全くそういう人物に心当たりが無いのに、このカードが出た時、どう考えたら良いのか?ということが、解釈の方法がよくわからない原因となります。

もちろん、心当たりが無いだけで、実はそういう人がいた…という事も考えられますが、状況だけではなく、質問者の気持ちの中の可能性についても考えてみます。

例えば、「今よりも、もっと魅力的な人になるには?」という質問の答えが「ソード5」だった場合、一見、質問と何の関係もないカードが出たかのように思えます。

ですが何故、質問者がその質問をしたのか?と考えてみます。

もしかしたら質問者の気持ちの中に、「すでに恋人がいる人と、何としてでも付き合いたい」とか、「もっと魅力的になって、周囲の人を見下してやりたい」とか、純粋とは言えない、ちょっとドロドロした気持ちが隠れているのかもしれません。

また、「この仕事が成功する?」という質問の答えとしてこのカードが出た場合も同じように、「自分には実力がないけど、成功するためならズルいことでもやってやる」などのドロドロとした気持ちを持っている可能性があります。

または逆に、「成功する自信が全くないけど、上司に無理矢理押し付けられてしまったので仕方なくやるしかない」みたいな気持ちを持っている可能性もあります。

タロットは人の気持ちを見ることが得意ですので、本人は意識していなくても、奥深くにあるその人の本質を出してきます。

それを見たうえで、どう判断するのかは難しいところですが、質問者の話をよく聞いたり、アドバイスカードや他に出たカードを見て判断するしかありません。

ただ、人生や人の気持ちは流動的なものなので、1度の占いで神経質に考える必要もないのかもしれませんね。