サクッとタロットやさい編

タロットをもっと気軽に、自分でサクッと占える事を目標にしたブログです。

タロットスプレッドを自分で作る

タロットの本ではいろいろなスプレッド(展開方法)が載っています。

占いをする時に、どのスプレッドにしたら良いのか迷う事がありますが、既存のスプレッドを使わなければいけない、ということはありません。

自分がわかりやすいようにスプレッドを作ることもできます。

この記事では、タロット占いのスプレッドを自分で作る方法について書いています。

既存スプレッドで代表的なもの

既存のスプレッドには色々な種類があり、代表的なもので、ケルト十字スプレッドやヘキサグラムスプレッド、2者択一などがあります。

実は1枚だけカードを出す「ワンオラクル」もタロットのスプレッドのひとつです。

もちろん2枚カードを使う「ツーオラクル」、3枚使う「スリーカード」も立派なスプレッドなのです。

ケルト十字スプレッドとは?

昔からよく使われる「ケルト十字スプレッド」は、どんな占いにも万能に対応できるとして現在も多くの人に使われています。

ケルト十字スプレッドは、ウェイト版タロットの生みの親、アーサー・エドワード・ウェイトが1910年に、「古代ケルトのメソッド」として発表したとされていますが、詳しい起源についてはあまりわかっていません。

このスプレッドは、当時ウェイトが所属していたイギリスの秘密結社、「黄金の夜明け団」のメンバーによって使用されていたようです。

ケルト十字スプレッドは10枚ものカードを使用しており、問題に対する結果を、出たカードをとおして多角的に読む事が出来るため、現在でも多くの人に愛されているスプレッドです。

ただ、枚数が多い分、最初は難しく感じるでしょう。

もちろん練習をすればだんだんと読めるようになっていきますが、初心者に優しいスプレッドとは言えません。

ケルト十字とは

ケルト十字スプレッドの元となったケルト十字(ケルティック・クロスとも呼ばれる)とは、アイルランドでよく見られる石造りのクロスです。

4本のアームが輪で繋がれているのは、精神と物質の統合を意味していると言われています。

ケルト十字の上の部分(クロスと輪)が、ケルト十字スプレッドの左側、下の棒の部分が、右側を表しています。

既存のスプレッドを使う必要性とは?

「ワンオラクル」のように、カード1枚でもスプレッドとして成立するなら、既存の代表的なスプレッドを使う必要性はあるのでしょうか?

ケルト十字、ヘキサグラム、ホースシュー、ギリシャ十字などなど、代表的なスプレッドの形状には、私達の普段の生活には何の馴染みもないものが多くあります。

何故こんな形にする必要があるの?

単にカードを並べるだけじゃダメなの?

と疑問に思う人もいるでしょう。

何故このような形状にするのか、という事は、実はよくわかっていません。

ただ、その形状にすることで、そこから発するエネルギーが変わる(形態波動)ということや、カードを出す枚数によってもエネルギーの変化があると考えるならば、わざわざややこしい形にカードを置くことにも意味が生じてきます。

ですが、ワンオラクルでもスプレッドとして成立するという事は、スプレッドの形状について、そんなに難しく考える必要はない、と言えるでしょう。

自分で作るスプレッド

ケルト十字がよく使われているとはいえ、初心者には難しいスプレッドと言えます。

10枚の配置位置や、どの位置が何を表すカードなのか、すぐには覚えられませんし、出たカードを1枚1枚読んだところで、「結局タロットは、何が言いたいんだろう…?」となってしまいます。

そこで、スプレッドを自分で占いやすいように作ってしまえば、迷うことはありません。

例えば、恋愛や人間関係なら、とりあえず下の図のようにカードを展開します。

 

1・過去(過去の状況)

2・自分(現在の自分の状況)

3・相手(現在の相手の状況)

4・近未来(近い未来に何が起こるか)

5・対応策(この問題に対するアドバイス

6・結果(この問題の結果)

これは初心者でもわかりやすいように、単にカードを横に並べただけなのですが、これでも充分に占えます。

「こういう形でカードを展開します」と最初に決めてからシャッフルして並べます。

仕事関係で占いたい場合は、3相手の状況を、職場の状況に変えて占っても良いですし、6枚にこだわらず、自分で別の項目を作って自由に展開しても良いでしょう。

出たカードを見ても、よくわからない場合

出たカードを見ても、よくわからなかった場合は、残りのカードから追加でひくこともできます。

例えば過去についてピンと来なかった場合なら、「過去について、私にわかるように、もう1枚カードをください」とタロットに伝えながらシャッフルし、もう1枚ひきます。

(それでもわからない場合は、ピンとくるまで追加してもOKです。だけど、なるべく自分で考えて、少ない枚数で読めるように練習しましょう)

既存のスプレッドにこだわる必要はない

既存のスプレッドを覚えなきゃいけない、たくさん出したカードを読みこなす練習もしなきゃならない、となると、それも挫折の原因に繋がります。

(もちろん覚えたいなら、全然それもアリ!です)

タロットはとてもフリーダムなアイテムです。

もっと気軽に楽しんで占いたいですね。